なんjがきっかけでサジェスト汚染される?影響や対象になる背景についても紹介

なんjがきっかけでサジェスト汚染される場合があることを知っていますか?
この記事では「なんjとサジェスト汚染」について解説していきます。結論、なんjでは話題性のある商品や企業などを対象に集団でサジェスト汚染を遊びで行うケースがあります。
サジェスト汚染を検討する際、わかりづらい「なんjとの関連性」を調査した結果をまとめたので、ぜひ見ていただければと思います。
その他にも「サジェスト汚染」の説明や、「サジェスト汚染の仕組み」について説明していきたいと思いますので、ぜひこの記事を読んでなんjとサジェスト汚染について知っていただければ幸いです。
また「逆SEO対策業者」について知りたい方は、こちらで解説を行っていますのでぜひ確認してみてくださいね。
サジェスト汚染とは?

サジェスト汚染とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで特定キーワードで検索する際、自動で候補として表示されるサジェストがネガティブなワードで汚染されている状態をいいます。
サジェストは、すでにWebサービスでは当たり前となっているサービスで、特定キーワードと共にユーザーが知りたいであろう関連キーワードの候補を自動で表示することです。
たとえば企業名を検索キーワードとして入力すると「企業名 パワハラ」「企業名 ブラック」など、ネガティブワードが表示されているとサジェスト汚染されている可能性があります。
企業や商品がターゲットになることが多く、検索したユーザーに対して悪い印象を持たせる効果があり、サジェスト汚染されているとイメージが勝手に悪くなるので放っておくと危険です。
なんjの影響でサジェストが汚染されることも多い?

サジェスト汚染が起きる原因としてなんjの影響があることをご存じでしょうか。
なんjとは、5ちゃんねる(旧2チャンネル)で発生した板の1つである「なんでも実況J(ジュピター)」の略称です。なんjに書き込みをする人たちが意図的にサジェスト汚染を仕掛けたことがあり、もしサジェスト汚染が認められるならば、彼らが背景にいる可能性も否定できません。
これは掲示板内のコメント投稿で話題になったワードを標的にして、遊び半分でサジェスト汚染を仕掛けた結果です。なんjに仕掛けられるとどんな企業や商品もターゲットとなるため、適切な対処をしなければ検索ワードから誹謗中傷に繋がる可能性もあるので注意しましょう。
サジェスト汚染が発生する背景とは?

サジェスト汚染が発生する背景には、以下3つがあります。
- 興味本位での検索
- なんjやSNSでの集団的悪戯
- 社会的影響の大きい出来事に関連して発生
どうしてサジェスト汚染が発生するのか、その背景を理解しておきましょう。
興味本位での検索
これは、ユーザーが意図的でなく興味本位で検索ワードと一緒に、ネガティブワードで検索していることが原因となるケースです。
「サジェスト汚染してやろう」という意図はないものの、ネガティブワードと共に検索する人が多いと検索エンジンにはニーズのある検索と判断されてしまいます。何か調べる時にポジティブなことだけでなく、ネガティブな面も知っておきたいと思うのは人の性なので仕方がないかもしれません。
ただ、結果的にサジェスト汚染の原因となってしまっているので、放っておくと危険です。
なんjやSNSでの集団的悪戯

なんjやSNSでの会話から意図的にサジェスト汚染を引き起こす集団的悪戯も原因の1つです。悪意を持った一部のユーザーがネガティブワードで集中的に検索し、サジェスト汚染を引き起こすもので防ぎようがありません。
きっかけがあるわけでもなく、気付いたらサジェスト汚染されていた場合は、集団的悪戯を疑うといいでしょう。サジェスト汚染された結果、SNSでさらに拡散されてしまい、それを見たブロガーの記事にも投稿されるなど更なる余波の危険性があります。
一度広がると収束させるのは大変なので、もし集団的悪戯によるサジェスト汚染が疑われる場合は、早急な対処が必要です。
社会的影響の大きい出来事に関連して発生
社会的影響の大きな出来事を起こした場合、ネガティブワードと共に検索する人が増えるためサジェスト汚染も引き起こされる可能性が高いです。この場合、裁判沙汰などネガティブな出来事で社会的なニュースになった企業や商品が、ターゲットとなります。
実際に起きた事件や出来事が原因となっているためサジェスト汚染が引き起こされることは仕方ないかもしれません。それでも少しでも早く消したいと思うのは当然でしょう。
サジェストされる仕組みとは?

サジェストは、検索場所や頻度、検索のボリュームに応じて自動で生成される仕組みです。
この背景にはGoogleなどの検索エンジンのアルゴリズムによるもので、キーワードを自動生成する特性に以下の要素があると考えられています。
- 検索ボリューム
- 利用している言語や場所
- 直近で入力した検索ワード
検索ボリュームは、対象キーワードが検索された頻度です。数が多ければ多いほど検索ニーズのある言葉と認識され、サジェストで表示されます。とくにGoogleでは特定ユーザーにあったサジェストを表示しようと考えていません。多くの人に合ったキーワードが選定される対策が施して満足度を高めていると考えられます。
利用している言語や場所もサジェストを表示する要素の1つと考えられており、日本語で検索しているのに英語のものがサジェストされる可能性は低いです。
また、とくに飲食店などは場所も影響してきます。たとえば新宿で「蕎麦」を検索すると「蕎麦 新宿」などのサジェストが表示され、決して場所の遠い「蕎麦 札幌」「蕎麦 梅田」などの表示はされません。
そして、自身が直近で入力したワードもサジェストキーワードになり得る可能性が高いです。過去に検索したワードを表示することで、検索時間短縮につながり、ユーザー自身が求めている情報と考えられます。
このようにサジェストは、検索エンジンがすぐに欲しい情報を表示するための機能といってもいいでしょう。
サジェスト汚染が及ぼす影響

それでは、サジェスト汚染が及ぼす影響にはどのようなものがあるかを見てみましょう。
- ブランドイメージの毀損
- 事実無根な情報の拡散
- ユーザーの質の低下
ブランドイメージの毀損
サジェスト汚染されると、ネガティブワードが検索キーワードとして出てくるので、多くの人がこの言葉で検索していると受け取られ、ブランドイメージを損ないます。自動でネガティブワードが出てくると、多くの人が感じている言葉が出てくると勝手に受け取る人も多いでしょう。
どんなに自分ではネガティブな思いがなくても、ふと検索したワードと共にネガティブなものがでてくるといい印象を持たれません。
とくになんjやSNSをきっかけにサジェスト汚染されている場合は、意図的にブランドイメージを悪くしようとする人もいると考えていいかもしれません。
放っておくとブランドイメージがどんどん悪くなっていくので、早急にサジェスト汚染の解消が必要です。
事実無根な情報の拡散

サジェスト汚染されていると、事実と全く関係ない情報が拡散されることも危惧しなければなりません。検索したユーザーがサジェストされたキーワードを事実と勝手に受け取ってしまう可能性が高いからです。
事実無根なサジェストワードが表示されている場合は、意図的に攻撃を受けていると疑った方がいいかもしれません。
何かきっかけのある事実があれば別ですが、事実と全く関係ないのであればなんjなどの影響があると考えた方がいいでしょう。
ユーザーの質の低下
サジェスト汚染は、ユーザーの質低下も引き起こします。事実でないネガティブワードを信じたユーザーが、該当企業や商品の風評を悪く広める可能性があるからです。
どんなに事実でないと言っても、検索ワードに自動で表示されるワードの方を信じる人も多いでしょう。さらなる風評被害と発展する危険もあるので、やはりサジェスト汚染されている場合は早急な解決が必要です。
なんjが関連してサジェストが汚染された事例

実際になんjが関連してサジェストが汚染された事例を紹介します。
- ペヤング
- 100万回生きたねこ
- 唐澤貴洋
ペヤングの事例
ペヤングに異物が混入しているとTwitter上で消費者が投稿したことが原因で大炎上したのですが、これをきっかけになんjによるサジェスト汚染が起きてしまいました。
たとえば「ペヤング ゴキブリ」などの表示がされるようになってしまい、商品イメージを大きく悪くしてしまった事例です。異物混入は事実であったので、きっかけがあったサジェスト汚染ではありますが、たった1つの事件がブランドイメージを悪くしてしまう教訓と考えてもいいかもしれません。
100万回生きたねこの事例
100万回生きたねこは、子供向けの絵本として知られていますが、大人からの支持も強い1冊として知られています。
しかし、表紙をいじったコラ画像がインターネット上で話題になり、さらにタイトルを改変されたことで話題になり、なんjが悪乗りし、サジェスト汚染が起きました。攻撃や印象操作を理由としたものではありませんが、悪戯によるサジェスト汚染の例といえるでしょう。
唐澤貴洋の事例
唐澤貴洋は、インターネット上の誹謗中傷問題に対応する弁護士です。彼が2ちゃんねるの騒動を解決したとき、なんjによって仕掛けられたサジェスト汚染の被害に遭いました。
全く自身に関係ない「ポケットモンスターXY」と検索すると、サジェストワードに彼の名前が表示されるようになってしまったのです。また、彼の依頼人や所属する法律事務所までも標的となってしまい、一時期は大きな騒動に発展しました。
サジェスト汚染のやり方とは?

サジェスト汚染のやり方はとてもシンプルで、特定のキーワードと共にネガティブなワードを一緒に何度も繰り返して検索することです。これを1人ではなく大勢で検索すれば、検索ニーズのある言葉とアルゴリズムが認識し、サジェストワードとして表示されるようになります。
その他、インターネット掲示板に同じ言葉を多数投稿する方法も1つです。
特別な知識が無くてもできるので、誰でもサジェスト汚染を引き起こせると考えてもいいでしょう。
なんjでサジェスト汚染の対象になりやすいケース

なんjでサジェスト汚染の対象になりやすいケースは、
- 社会的影響の大きな事件の関係者
- ネット界隈で人気のある人物や商品
- 話題性の高い商品・企業・人物
です。
その理由をそれぞれ見てみましょう。
社会的影響の大きい事件の関係者
社会的影響の大きい事件を引き起こした関係者は、なんjのターゲットになりやすいです。
大きな事件を引き起こしたのだから何をしてもいいだろうと思われてしまい、結果的にネガティブなサジェストワードで埋まることもあります。
たとえば大きな事件の容疑者は、罪を償うのは当然ですが、さらに自分たちでも制裁を加えてやろう、あるいは面白がってあることないことをインターネット上で発言してもいいだろうと思われてしまうからでしょう。
ネット界隈で人気のある人物や商品

ネット界隈で人気のある人物や商品も注意が必要です。人気ある人物や商品は、すでに検索数も多く注目も集めやすいので悪戯もされやすいからです。
せっかくならば人の目に多く触れる悪戯をしたいと考える人もおり、とくになんjでは人気のある人物や商品が話題となるケースも多々あります。そんなとき、サジェスト汚染の対象として面白がられる可能性を疑っておきましょう。
話題性の高い商品・企業・人物
話題性の高い商品や企業、人物も人気のあるものと同様、なんjによるサジェスト汚染の対象となりやすいです。時の話題なので、すでに多くの人が認知しているものに対し悪戯をして注目を集めたいと考える人もいます。
せっかく悪戯をするならば、面白がる方がいいとなんjに書き込む人たちは多く、ターゲットとなることもあるでしょう。
なんjでサジェスト汚染されるケースを理解しよう

本記事をまとめると、
- サジェスト汚染の背景にはなんjが関係している可能性もある
- 事実無根のサジェスト汚染の場合、悪意を持った一部ユーザーの悪戯と考えていい
- 意図的でなくてもサジェスト汚染が起きる可能性もある
- 何かしらのきっかけがあるとサジェスト汚染が起きやすい
- すでに人気のある人物や商品、企業は注目を浴びるためなんjの対象となることも考えられる
サジェスト汚染は意図的に引き起こせるもので、なんjによる影響も否定できません。もしサジェスト汚染が起きていると明確になった場合は、早急に消すように働きかける必要があります。
本記事が、サジェスト汚染となんjの影響が気になる人の参考になれば幸いです。