大島てるに削除依頼をする手順とは？ | 削除依頼の注意点と対策まで徹底解説
大島てるのサイトで削除依頼ができることをあなたは知っていますか？
この記事では「大島てるの削除依頼方法」について解説していきます。結論、大島てるで事実無根の情報が公示されていれば、削除依頼が可能です。削除依頼をする際、知っておきたい「削除依頼のための手順」を調査した結果をまとめたので、ぜひ見ていただければと思います。
その他にも「大島てる」の説明や、「削除依頼する際の注意点」「削除できなかった場合の対策」について説明していきたいと思いますので、ぜひこの記事を読んで大島てるの削除依頼に役立てていただければ幸いです。
また「サジェスト汚染」について知りたい方は、こちらで解説を行っていますのでぜひ確認してみてくださいね。
大島てるは事故物件の情報提供サイト
大島てるへ削除依頼をする前に、まずは大島てるがどういったサイトなのかを知っておきましょう。大島てるは事故物件の情報提供サイトの総称です。
事故物件専門であり、サイトを開くと表示される地図から事故物件がわかる仕組みとなっています。
- 誰でも情報を掲載できる
- 掲載されるのは心理的瑕疵物件のみ
- 1日のアクセス数は60～80万PV
- 運営会社は老舗企業
それぞれ詳しく解説します。
誰でも情報を掲載できる
大島てるは誰でも事故や事件の情報を掲載できます。食べログなどと同じような仕組みです。そのためその情報の精度は確実ではありません。運営側も情報をチェックしているわけではないので、間違った情報が掲載されることも多々あります。
掲載されている情報が事実無根の場合、その物件の売り手・買い手の双方にとってマイナス面が発生するサイトでもあるのです。
掲載されるのが心理的瑕疵物件のみ
大島てるで掲載されるのは心理的瑕疵物件のみです。瑕疵物件は他に環境的瑕疵物件もありますが、こちらは掲載されません。
心理的瑕疵物件とは、買主・借主が購入時に心理的な抵抗を感じてしまう物件のことです。以下が代表例となります。
- 自殺
- 孤独死
- 病死
- 他殺
- 周辺で事故が起こった
これらの場合のみ心理的瑕疵物件扱いとなり、掲載されます。なお、対象は物件のみなので、公園やトンネル、病院といった公共の施設は掲載されません。
1日のアクセス数は60～80万PV
大島てるのサイトのアクセス数は1日に60～80万PVもあります。これだけ見に来ている人がいるということは、それだけ影響力も高いということです。
一般人の方はもちろん、不動産や投資家など業界人まで幅広く活用しています。投稿型の情報掲載サイトながら、その信頼性には一定の信頼が置かれているのがわかります。
運営会社は老舗企業
大島てるの運営会社は株式会社大島てるです。1873年創業の歴史ある企業となっています。ただし事故物件で有名になったのは、取り扱い始めた2005年からです。
また現在数多くのメディアに出演している大島てる氏は、本名ではなくハンドルネームです。混同しないようにしましょう。従業員も少なく、以下の社員で構成されています。
- 事故物件の情報を収集する営業社員
- サイト運営などを行うIT専門社員
これらに加えてボランティアの方々で会社は運営されています。
大島てるへ削除依頼をする方法
大島てるは投稿型のサイトであるため、誤情報が投稿されるケースも多くあります。もし誤った情報が公示されてしまった場合は、削除依頼を出すことで対応してくれます。以下の手順で行ってください。
- 大島てるのサイトにアクセスする
- 掲載物件をマップに表示させる
- 炎のアイコンをクリックする
- 「コメントを投稿する」に削除依頼のメッセージを入力する
Step1.大島てるのサイトにアクセスする
まずは大島てるのサイトにアクセスします。正式名称は「大島てる 大島てるの事故物件公示サイト」です。
GoogleやYahoo!といった検索エンジンで入力すればすぐに表示されます。クリックしてサイトを表示させましょう。
Step2.掲載物件をマップに表示させる
次に掲載物件をマップに表示させます。サイトにアクセスするとすぐにマップが表示されるので、それを使って操作します。開始直後は日本・韓国・中国と広大なエリアが表示されています。拡大していきましょう。
削除したい物件がわかるまで拡大することがポイントです。
なお、建物名・住所がわかっている場合は、左下にある入力欄に直接入力してください。ピンポイントで掲載情報にアクセスできます。
Step3.炎のアイコンをクリックする
目的の物件がわかったら、地図上にある炎のアイコンをクリックします。すると以下の情報が表示されます。
- 事故が発生した年月
- 住所
- 事故の詳細
- 投稿年月日
- コメント欄
いつ書き込まれたのかもわかるため、チェックすることをオススメします。削除依頼もこの詳細情報から行うので、必ずクリックしてください。
Step4.「コメントを投稿する」に削除依頼のメッセージを入力する
コメント欄を表示させたら「コメントを削除する」をクリックし、削除依頼のメッセージを入力します。
削除依頼の内容は簡単で大丈夫です。「誤った情報なので削除をお願いいたします」でもしっかり対応してくれるので安心してください。掲載削除の希望が伝わるかどうかが重要です。
削除依頼後、情報が一旦非公開となり、事実確認後に削除依頼が正当だと認められた場合は削除されます。
大島てるに削除依頼をする際の注意点
大島てるに削除依頼をする際、覚えておきたい注意点があります。以下を知った上で削除依頼をしなければ徒労に終わることもあり得ます。まずはしっかり確認しましょう。
- 正しい情報は削除できない
- 孤独死・自然死でも削除は難しい
- 対応まで時間がかかる
正しい情報は削除できない
大島てるのサイトに掲載されている情報が正しい場合、削除依頼をしても削除してくれません。なぜなら、サイトポリシーが全ての利用者に正しい情報を提供することだからです。
利用者目線でのサービスとなっているため、正しい情報だといくら削除依頼を出しても再び掲載されてしまいます。物件保有者や不動産目線では動いてくれないことには注意しましょう。
孤独死・自然死でも削除は難しい
孤独死・自然死の場合でも削除は難しいでしょう。大島てるのポリシーはユーザーに情報を届けることだからです。心理的瑕疵物件である以上、当然孤独死や自然死も対象となります。
家族にとっては自殺・他殺と認識が大きく違いますが、他人から見れば同じ心理的瑕疵なのです。そのため削除依頼を出したとしても対応してもらえない可能性は極めて高いといえます。
対応まで時間がかかる
大島てるに削除依頼を出しても、対応までは少し時間がかかります。これは大島てるが世界中の事故物件を対象として運営されているからです。毎日コメント欄をチェックしていても、その数は膨大な数になるためすぐの対応は難しくなっています。
また削除依頼後に調査をすることも理由の1つです。1つ1つの情報にしっかりと向き合っているからこその対応なので、依頼後は急がずに対応してくれるまで待ちましょう。
大島てるに削除依頼をしてもできなかった場合の対策
大島てるに削除依頼をしても削除できなかった場合、打てる対策はあります。特に事実であった場合、別途対策を打つ必要があります。中でもオススメの対策は以下です。
- 心理的瑕疵物件であることを告知する
- 部屋を貸し出しして告知義務をなくす
- フリーレントの物件にする
- 告知義務の発生しない運用方法に切り替える
- 相場よりも価格を下げて賃貸・売却する
- 更地にして売却する
- 事故物件を得意とする不動産会社に相談する
心理的瑕疵物件であることを告知する
対策の1つめは、心理的瑕疵物件を告知することです。心理的瑕疵を有する物件には、貸し出しまたは売却する際に告知義務が発生します。事実である以上、隠すことはできません。何故なら以下のリスクがあるからです。
- 借主・買主からの修理や交換を行う追完請求
- 損害賠償請求
- 代金減額請求
- 契約解除
不動産において大きなデメリットとなるため、削除できなかった場合は必ず告知をしましょう。告知義務を果たして納得した上で貸し出し・売却することが正しい流れです。
部屋を貸し出して告知義務をなくす
部屋を貸し出して告知義務をなくす方法もあります。1度貸し出しをすることで、告知義務がなくなるからです。
近年はこの制度を利用して、事故物件住みます芸人や事故物件を気にしない方へ貸し出すケースも増えています。そうした層にアピールすることで、告知義務をなくすことは可能です。
フリーレントの物件にする
フリーレントの物件にすることも有効的な対策です。格安で借主を募集することで、心理的瑕疵のハードルを下げる狙いがあります。
フリーレントとは、ある一定期間の家賃を無料にする賃貸契約です。無料期間を過ぎると家賃収入が発生する仕組みとなっています。借り手側は初期費用を抑えられるため、近年人気が高まっている賃貸方法です。この仕組みを利用して、心理的瑕疵物件でも気にしない層を取り込むことで告知義務をなくしましょう。
告知義務の発生しない運用方法に切り替える
告知義務の発生しない運用方法に切り替える方法も検討してみてください。告知義務が発生するのは限られた利用方法だからです。以下のような方法があります。
- ハウススタジオ
- 民泊
- レンタルスペース
- コインパーキング
これらの場合、住むわけではないため気にせず利用する方が多くいます。周囲の環境との相談にはなりますが、事故物件の新しい運用方法としてオススメです。
相場よりも価格を下げて賃貸・売却する
相場よりも価格を下げて賃貸・売却する方法も良いでしょう。物件を少しでも安く手に入れたいと考えている層が一定数いるからです。そうした層にアピールすることで、心理的瑕疵物件を次の利用法に活かせます。
また心理的瑕疵物件の場合、下げる価格は以下が一般的です。
- 自殺・孤独死：2～3割
- 殺人事件：5割
これらに加えて、物件の資産価値や事故状況によって価格は変動します。難しい場合は不動産会社に相談してみるのもオススメです。
更地にして売却する
事故物件を手放す場合に限りますが、建物を解体して更地にして売却する方法も有効です。建物さえ解体してしまえば、心理的瑕疵をほとんど気にしない方が多くいます。しかし告知義務は消えません。
ですが更地にすることで心理的なハードルは大きく下がるため、早く売却したい場合には手段の1つとして検討してみるのも良いでしょう。
事故物件を得意とする不動産会社に相談する
大島てるに掲載されている物件を保有しているのなら、事故物件を得意とする不動産会社に相談してみましょう。慣れていることもあり、すぐに買い取ってくれます。契約後のトラブルにも発展しにくいためオススメです。
また売れるまで待つ必要もないため、固定資産税などの税金面での出費も抑えられます。仲介手数料もかからないことから、費用を節約したい人はぜひ検討してみてください。
大島てるで削除依頼を拒否されたら法的手段も可能
大島てるで削除依頼をして拒否された場合、法的手段も可能です。ただし事故物件として公示されている内容が事実無根であった場合に限ります。
この場合、争点となるのは名誉毀損です。裁判で名誉毀損に当たると判断されれば削除も可能となります。しかし事実であった場合、大島てるのサイトには公共性・公益性が認められるため削除は難しいでしょう。
法的手段にはある程度の費用も必要となるため、最終手段として考えておくことをオススメします。
大島てるに削除依頼すると事実無根なら対応してくれる
大島てるは世界的に展開している事故物件公示サイトです。利用者の情報提供によって事故物件の情報が更新され続けています。ユーザーの利益になることを優先しているため、事実無根でない限り削除には対応してくれません。
もし事実無根の情報が掲載されていたのなら、大島てるのサイトにコメントを書き込むことで削除依頼を出せます。事実ではないと確認されればすぐに情報が消されます。
一方で削除できなかった場合は、告知義務のある心理的瑕疵物件として対応していかなければなりません。近年は事故物件ブームが起きたこともあって、かつてより借主のハードルが下がりつつあります。様々な運用方法を活用して、事故物件と向き合っていきましょう。
