Google検索結果の削除依頼はできる?弁護士に相談する方法を解説
知りたいことを調べればすぐに欲しい情報が見つかるGoogle検索。
便利なシステムですが、使い方を間違えれば企業や個人にとって大きなマイナス影響を及ぼすリスクがあります。
Googleの検索結果を放置していると企業や個人の風評被害や個人情報、著作権を侵害される恐れがあるのです。
この記事では、Googleの検索結果を対策するためにおすすめの弁護士サービスを紹介します。
著作権や名誉棄損など、法律に関係する検索結果を対策するには弁護士の力を借りることが効果的です。
Google検索結果の削除依頼はできる?
Google検索結果ではユーザーが見つけたい情報を素早く見つけるため、検索インデックスと呼ばれる膨大なデータベースを活用しています。
ユーザーにとって便利である反面、風評被害などユーザーの安全を損ねるリスクも含んでいるのです。
Google検索ではユーザーの安全性を保つため、コンテンツポリシーを設けるなどの対策を設けています。
Google検索の仕組み
そもそも、Google検索の仕組みはどのようにして作られているのでしょうか?
Googleでは検索インデックスという世界最大の図書館ともいうべき仕組みで構成されています。
Google検索はスピーディーで便利、かつ安全な仕組みです。
<Google検索の仕組み>
・検索に即座に一致
・利便性向上
・ユーザーの安全を守る
Google検索の利便性
Google検索は膨大な検索インデックスに含まれている画像、動画を含む情報を整理してユーザーに提供します。
Googleの検索自動化システムは、検索インデックスに登録されている膨大なウェブページや検索結果などの情報を分析。
ユーザーが求めている情報と関連性の高く、かつ有益な情報を瞬時に導きだします。
ユーザーの安全性
便利なシステムは時としてユーザーを危険に晒すリスクがあります。
Googleの検索システムはフィッシング詐欺など、不正行為者による関連性の高いコンテンツへのなりすましの脅威に対応可能。
これらの脅威を自動的に検出して、上位検索結果から除外することでユーザーを危険な情報から保護します。
Google検索結果を放置しているとどうなる?
検索結果を放置していると、思わぬ風評被害に巻き込まれる可能性があります。
また、個人情報の漏洩や著作権の侵害に繋がることも考えられます。
風評被害
風評被害はその人や企業にとって根拠のないデマを流されて評判を下げてしまうことです。
企業にとってマイナス影響のある検索結果を放置していると、風評被害に繋がるリスクがあります。
ビジネスの集客や利益にとって悪影響のある検査結果は放置せず、適切に対策することで風評被害を防げるでしょう。
個人情報の漏洩
個人のユーザーにとっては個人情報の漏洩は深刻な問題です。
検索結果に個人を特定できる写真や氏名がヒットしてしまうことで、その人にとって不利益な状態になってしまいかねません。
例えば、クレジットカードや銀行の情報が漏洩することで、第三者に資産を悪用されてしまう可能性があります。
著作権の侵害
著作権は個人や企業が作品を創作した場合に発生する権利です。
Googleの検索結果においては、著作権に関する情報が必ずしも正しくない場合があります。
著作権が悪用される検索結果が表示される場合、削除リクエストが可能です。
自分でGoogle検索結果を削除する対策と方法
個人や企業にとって好ましくない検索結果が出てしまった場合、Google検索結果についてどのように対策すればいいでしょうか?
法的な問題、あるいはGoogleのコンテンツポリシーに違反が認められる場合は削除依頼を出せます。
また、悪い口コミについてはウェブマスターに削除依頼を出すことも検討しましょう。
削除依頼を出す
Googleの検索結果を削除するには、自分でGoogleに削除依頼を出す方法があります。
Googleに削除依頼を出す
Googleでは法的に問題のあるコンテンツを厳重に取り締まっています。
法的に問題のある、あるいはGoogle検索のコンテンツポリシーに抵触していると明らかに認められる場合にGoogleが検査結果の除外を適用します。
ただし、法的に問題があると認められない場合は必ずしも削除依頼が通りません。
法的に問題があるかどうかについては、弁護士と相談してみるといいでしょう。
<Google 検索のコンテンツポリシー>
児童への性的虐待の画像または児童搾取のコンテンツ
機密性の高い個人情報
スパム
ウェブマスターまたはサイト所有者からのリクエスト
有効な法的要請
ウェブマスターに削除依頼を出す
検索結果の情報に誤りがあり、風評被害に繋がる情報である場合はウェブマスターに問い合わせ、削除依頼を出してください。
例えば、個人サイトにおいては問い合わせフォームから削除する旨を連絡できます。
SNSや無料ブログにおいては、違反報告という機能がありますので、問題のあるコンテンツについては運営に通報することが可能です。
口コミ対策をする
検索Googleマップ上での口コミが表示されます。
Googleマイビジネスで口コミの管理ができるほか、悪い口コミには適切な対策が必要です。
口コミへの返信
低評価や悪い口コミはお店へのクレームが原因になることが多いです。
店への不満を解消するためには、口コミへ丁寧に返信することが有効です。
例えば、改善策を提案することで新規ユーザーの不満を取り除けるでしょう。
良い口コミを増やす
悪い口コミを減らすことは難しいですが、良い口コミを増やすことはできます。
良い口コミを増やしてもらえるように、店舗のサービス改善をすることで良い口コミを集められるでしょう。
地道な経営努力が口コミや店への評判を改善することに繋がるのです。
検索結果対策は弁護士に!
悪質な検索結果を見つけた場合、法律の専門家である弁護士が頼りになります。
インターネットに強い弁護士においては、削除要求や誹謗中傷、名誉棄損など法的なトラブルの解決を実現できます。
法的に問題のあるコンテンツについて、弁護士に相談することで解決できるでしょう。
IPアドレス開示請求
IPアドレスとは、投稿者を特定できる情報です。
インターネット上の住所を表す番号とも言われ、IPアドレスを特定することで発信者の情報を特定できます。
発言の内容が悪質である場合、名誉棄損など刑事上の責任に発展させられるのです。
IPアドレスを特定することで発信者情報を特定できるため、刑事上の賠償を請求可能となります。
検索結果を削除する際におすすめのサービス
検索結果を削除するためには、インターネットに強い弁護士が頼りになります。
また、逆SEOと呼ばれる検索エンジン対策を実施している強い外部業者を活用することで、風評被害を未然に防ぐことができます。
おすすめの外部サービスについて見ていきましょう。
弁護士ドットコム
弁護士ドットコムは法律トラブルの解決をサポートするコンテンツが多数揃っているサービスです。
地域や分野などから弁護士や法律事務所を探せる「弁護士検索」では希望するジャンルに強い弁護士を比較できます。
掲示板の削除依頼、SNSの削除依頼など、インターネット上で起こり得るトラブルに対応できる弁護士を探せます。
外部リンク:弁護士ドットコム
法テラス
法テラスは国が設立した法的トラブル解決の総合案内所です。
名誉棄損や誹謗中傷など、個人や企業のブランドを損ねる情報について対策が可能です。
外部リンク:法テラス
外部の専門業者を活用する
弁護士に依頼するほか、検索結果の削除を得意とする外部の専門業者に依頼することが効果的です。
逆SEOと呼ばれる手法では、企業にとって悪影響のある検索結果への対策ページを作ることで企業ブランドを守ります。
株式会社エルプランニング
株式会社エルプランニングの「ブランドSEO」というサービスでは、インターネットの風評被害から企業ブランドを保護。
企業ブランドに悪影響を与える検索結果を注視して、適切なブランド保護を実施します。
企業名 | 株式会社エルプランニング |
事業内容 | ブランドセキュリティ、インターネット集客支援、サービス運営 |
企業URL | https://www.elplanning.co.jp/ |
設立 | 平成15年(2003年)3月4日 |
資本金 | 3,490万円 |
本社所在地 | 東京都品川区東五反田1-2-33白雉子ビル8F |
株式会社アクシアカンパニー
株式会社アクシアカンパニーの逆SEO対策はネガティブな検索結果の検索順位を押し下げるサービスです。
検索者のニーズを適切に把握し、企業ブランドを適切に保護します。
企業名 | 株式会社アクシアカンパニー(axia company Inc.) |
事業内容 | 逆SEO対策、SEO対策 MEO対策、ホームページ制作、メディア・コンテンツ制作 |
企業URL | https://axia-company.co.jp/ |
設立 | 2017年6月2日 |
資本金 | 2,000,000円 |
本社所在地 | 東京都港区虎ノ門5-13-1 虎ノ門40MTビル7階 |
シエンプレ株式会社
シエンプレ株式会社の風評被害対策・誹謗中傷対策ではネガティブな検索結果に対して適切なソリューションを実施。
検索利用者に対して信頼性が高く、根拠のある情報を示すことで企業ブランドを保護します。
企業名 | シエンプレ株式会社(SIEMPLE Inc.) |
事業内容 | 【デジタル・クライシス対策事業】 【サイレントクレーム対策事業】 |
企業URL | https://www.siemple.co.jp/ |
設立 | 2008年10月1日 |
本社所在地 | 東京都渋谷区神南1-19-14クリスタルポイントビル 2F |
弁護士とGoogle検索結果の対策
Googleの検索結果への対策や、弁護士に相談する方法やおすすめの専門業者について見ていきました。
検索結果は放置していると、個人や企業にとって思わぬ悪影響をもたらす恐れがあります。
風評被害の防止や個人情報と著作権の保護など、資産を守るためにもGoogleの検索結果を気にかけることが有効です。
外部の専門業者では、逆SEOと呼ばれる手法で検索結果の対策を行い、企業を風評被害などのリスクから守ります。
検索結果をチェックして、風評被害から身を守ってください。