Googleの古いコンテンツの削除方法|削除が必要なパターンや注意点についても徹底解説

更新日 : 2022-11-11

Googleの古いコンテンツの削除方法について知りたいと悩んでいませんか？

この記事では「Googleの古いコンテンツの削除方法」について紹介していきます。

結論、Googleの古いコンテンツの削除方法は、削除依頼・URL削除ツール・タグを設置の3つが挙げられます。

他にも「古いコンテンツの削除が必要なパターン」や「削除ツールを利用する際の注意点」についても解説します。

ぜひこの記事を参考に、Googleの古いコンテンツの削除方法について理解を深めてみてください。

また「Google検索結果の非表示方法」について知りたい方は、こちらで解説を行っていますので、ぜひ確認してみてください。

Googleで古いコンテンツの削除方法

Googleで古いコンテンツの削除方法を把握しておくことを、他ユーザーに間違った情報が広まってしまうリスクを防ぐことにも繋がります。

具体的にGoogleで古いコンテンツの削除方法については、以下3つが挙げられます。

Googleに削除依頼する
URL削除ツールを
タグを設置する

それぞれの削除方法について紹介していきますので、Googleで古いコンテンツを削除したいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

Googleに削除依頼する

Googleにある古いコンテンツは、以下のGoogle検索のコンテンツポリシーに違反している場合は、削除してもらうことが可能です。

・同意のない、露骨なまたはわいせつな個人的画像を Google から削除する
・不本意な偽のポルノ画像を Google から削除する
・不当な削除方針が示されているサイトにある私個人に関するコンテンツを Google から削除する
・一部の個人情報（PII）または晒し行為のコンテンツを Google 検索から削除する
・Google 検索の検索結果から未成年の画像を削除する
・自分の名前とは関係なく Google 検索の検索結果に表示されるポルノ画像を削除する
引用元：Google削除ポリシー

削除申請が承認されるまでには数日から1ヶ月以上かかる場合があるため、あらかじめ注意が必要です。

また、古いコンテンツがGoogle検索結果から削除された場合でも、古いコンテンツが完全に削除されたわけではないため、完全に削除をしたい場合には、弁護士や専門業者に依頼することをおすすめします。

URL削除ツール

URL削除ツールとは、自分自身が所有しているコンテンツをGoogle検索から削除を依頼できるツールのことを指します。

削除依頼をして承認してもらうことができれば、最短1日で削除が実施されるメリットが挙げられます。

具体的なURL削除ツールについては、以下の手順で行います。

URL削除ツールの使用条件を確認
URL削除ツールを起動
一時的な削除のタブを選択
「新しいリクエスト」をクリック
削除したいURLを一時的に削除するを選択
削除したいコンテンツURLを入力
「次へ」をクリック
リクエストのステータスを開いて、承認されたかどうか確認する

また、削除された場合でも、削除期間に期限があるため、その期間中に削除手続きをすることをおすすめします。

タグを設置する

noindexタグを設置することによって、Google検索結果にある古いコンテンツを削除することが可能です。

具体的にタグでGoogle検索結果で古いコンテンツを削除する方法については、以下のとおりです。

HTMLのheadタグ内に<meta name=”robots” content=”noindex”>と記述
sitemap.xmlを送信
Google Search Consoleのカバレッジを定期的に開く
ページが削除されたかどうか確認

すでにタグを設置している場合には、削除されることが無いため、他の方法でGoogle検索結果の古いコンテンツを削除する方法を利用することが必要です。

古いコンテンツの削除が必要なパターン

自分自身でWebコンテンツを運用していく中で、古いコンテンツの削除が必要なパターンを理解しておくことで、情報の流出や誤情報の配信などを防ぐことにも繋がります。

具体的に古いコンテンツの削除が必要なパターンについては、主に以下3つが挙げられます。

検索結果に出したくない
noindexの付け忘れ
削除したのに削除されていない

それぞれのパターンについて特徴を踏まえて紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

検索結果に出しなくない

古いコンテンツの削除が必要なパターンでもっとも多いのは、検索結果に出したくないパターンです。

例として、コンテンツ内容に、個人写真が記載されてしまって、削除したいという場合も含まれます。

また、位置情報が含まれている内容が掲載されている場合には、悪用される前に即座に対応することが重要と言えるでしょう。

Googleでは、Google削除ポリシーに違反している場合には、自動的に削除をしている特徴もあります。

noindexの付け忘れ

noindexの付け忘れによって、本来インターネットに公開する予定がなかったコンテンツも、削除が必要なパターンとして挙げられます。

基本的には、noindexタグを設置することによって、検索結果に表示されることは無くなります。

しかし、検索結果から削除されなかった場合には、削除ツールを利用して対応することをおすすめします。

削除したのに削除されていない

自分が作成したコンテンツ内容が間違っており、削除したのに削除されていないパターンも削除が必要と言えるでしょう。

コンテンツ内容が間違っている場合には、なるべく早く削除をしなければ、信用度が下ってしまったり、情報が悪用されてしまうなどの被害が拡大してしまうリスクが挙げられます。

なるべく早く削除をしたい方は、URL削除ツールを利用することをおすすめします。

削除ツールを利用する際の注意点

削除ツールを利用する際の注意点については、主に以下が挙げられます。

URLを正当化する目的で使わない
他人が保有するWebコンテンツのURLは削除できない
URLを削除してもペナルティは消えない

下記にて、それぞれの注意点について解説していきます。

URLを正当化する目的で使わない

検索結果に出したくないURLを削除したいなど、URLを正当化する目的で使ってしまうと全てのバージョンが削除されてしまうリスクがあるため、あらかじめ注意が必要です。

実際に、URLを正当化する目的でURL削除ツールを利用してしまったことによって、正規版コンテンツも一緒に削除されてしまい、大きなトラブルになってしまった事例も少なくありません。

検索結果に別のコンテンツが表示されてしまった場合には、リダイレクトなどの別の方法を実施することが重要と言えるでしょう。

他人が保有するWebコンテンツのURLは削除できない

URL削除ツールは、他人が保有するWebコンテンツのURLは削除することができないため、あらかじめ注意が必要です。

他人が保有するWebコンテンツのURLを削除したい場合には、Googleに削除申請をするか専門業者に依頼することで、削除をすることができます。

しかし、Googleで削除申請が承認された場合でも、完全にURLが削除されるわけではないため、今後も検索結果に表示させたくなければ、完全に削除する対応が重要と言えるでしょう。

URLを削除してもペナルティは消えない

ウェブマスター向けガイドラインに違反してしまった場合、URLを削除してもペナルティは消えることが無いため、あらかじめ注意が注意が必要です。

万が一ペナルティが課された場合には、コンテンツを修正して再審査リクエストを行うことが必要です。

具体的にコンテンツがペナルティが課させられる原因については、以下が挙げられます。

不自然なリンクが貼られている
低品質なコンテンツがある

上記のようなペナルティが課せられてしまうと、検索順位に表示されなくなる場合があるため、あらかじめ注意が必要です。

古いコンテンツが消えない原因

古いコンテンツが消えない原因については、以下のGoogle検索のコンテンツポリシーに当てはまっていない場合があります。

項目	内容
広告	商品やサービスの広告コンテンツ（直接購入を呼びかける内容、他のウェブサイトへのリンク、会社の連絡先情報、その他のプロモーション戦術を含む）は認められません。スポンサーコンテンツであることを隠蔽した、または中立的なコンテンツを装ったスポンサーコンテンツも認められません。
危険なコンテンツ	人や動物に直接かつ直ちに深刻な危害をもたらすようなコンテンツは許可されません。これには、危険な商品、サービス、活動や、切傷、摂食障害、薬物乱用などの自傷行為が含まれます（ただしこれらに限定されません）。
欺瞞行為	他人や他の組織になりすましているコンテンツ、所有権や主な目的の偽装または隠蔽、あるいは欺瞞、詐取、誤解につながる偽りの行為や組織的な行為への関与は認められません。これには、配信元の国の偽装、隠蔽、あるいは虚偽の前提のもとにコンテンツを別の国のユーザーに配信すること、関係性や編集上の独立性に関する情報を隠蔽、偽装する形で連携することが含まれます。
ハラスメントコンテンツ	ハラスメント、いじめ、脅迫を行うコンテンツは許可されません。
ヘイトコンテンツ	個人または集団に対する暴力を助長または容認するコンテンツ、または憎悪の喚起を主な目的とするコンテンツは許可されません。これには、人種、民族、宗教、障がい、年齢、国籍、従軍経験、性的指向、性別、性同一性など、組織的な差別や排斥に結び付く特性に基づいてターゲットを絞ることが含まれます（ただし、これらに限定されません）。
操作されたメディア	実際には起きていないことが検証可能な行為や事象の表現を作成することによって、欺瞞、詐取、誤解につながる操作がなされた音声、動画、画像のコンテンツは認められません。
医療のコンテンツ	科学的または医学的な統一見解とエビデンスに基づくベストプラクティスに矛盾または反するコンテンツは認められません。
規制品	アルコール、ギャンブル、医薬品、未認可のサプリメント、タバコ、花火、武器、健康機器、医療機器などの規制対象の商品およびサービスの販売や販売促進を主に行うコンテンツは認められません。
露骨な性的描写を含むコンテンツ	ヌード、性行為の描写、または露骨な性的表現を含むコンテンツは禁止されています。人体の構造や性教育に関連する医学用語や学術用語の使用は許可されています。
暴力や残虐行為	衝撃を与えること、世間を騒がせること、または不当に不快感を与えることを主な目的とする暴力的または残虐なコンテンツは認められません。
テロリストのコンテンツ	テロリストや過激主義者の活動を助長する、勧誘、暴力の扇動、テロ攻撃の称賛などのコンテンツは許可されません。
下品な言葉や罵倒語	衝撃を与えること、世間を騒がせること、または不当に不快感を与えることを主な目的とする、わいせつなコンテンツや冒とくにあたるコンテンツは許可されていません。