CoCo壱のバイトテロで請求された損害賠償金額は?未然に防ぐ方法
「CoCo壱で起きたバイトテロとは?」
「CoCo壱のバイトテロで請求された損害賠償金額とは?」
「どうしたらバイトテロを未然に防げる?起きたらどうすればいい?」
2013年ごろから多発しているバイトテロですが、実際にどのような事件が起きてしまったのでしょうか?
またバイトテロが起きたら、どのように対応するのが正解なのでしょうか。
バイトテロの概要や損害賠償請求など、事例を元に対応を考えておくと万が一のときにも安心できるでしょう。
そこで本記事では、CoCo壱のバイトテロを元に損害賠償などといった対応についてまとめていきます。
■この記事を読むと分かること
- CoCo壱で起こったバイトテロの概要
- CoCo壱のバイトテロで請求された損害賠償金額
- バイトテロへの世間の反応
- 企業がバイトテロを未然に防ぐ方法
- 万が一バイトテロが起きてしまったときの対応方法
バイトテロの事例から、学べることを抽出しマニュアルなどを作成しておくと良いです。ぜひご一読ください。
CoCo壱で起こったバイトテロとは
まずは、CoCo壱で起こったバイトテロの流れを紹介します。
おおよその流れは、以下のような形です。
- 店員(本人)が自分の股間に左手をいれる
- まかないで食べていた自分のカレーに陰毛をいれる
- 撮影していたもう一人の店員がカレーを映す
- 店員(本人)がカメラに向かって踊り出す
- 映っていた三人目の店員は呆れて顔を抑えていた
1つずつ、順番に解説していきます。
1.店員が自分の股間に左手をいれる
ことの始まりは、店員2人がバックヤードにて自分たちのまかないを食べていたときです。
1人の店員が、自分の履いているパンツのなかに左手を入れて、それをもう1人の店員がスマートフォンのカメラで撮影していました。
2.まかないで食べていた自分のカレーに陰毛をいれる
撮影されている最中、パンツに手を入れた店員が自分の食べているまかないのカレーに陰毛をいれます。
撮影している人は「うええ〜」「まじか」などといったような反応を見せ、本人は楽しそうに映っていました。
3.撮影していたもう一人の店員がカレーを映す
撮影した店員は陰毛の入ったカレーを大きく映し、引き続き反応を見せます。
撮影している店員は引いているような反応を見せますが、映っている本人を盛り上げるようにわざと反応しているような形です。
4.店員(本人)がカメラに向かって踊り出す
陰毛をまかないのカレーに入れた本人は、カメラに映っている状態と撮影者の反応からテンションが上がります。
最終的には、カメラに向かって踊り出す始末でした。
5.映っていた三人目の店員は呆れて顔を抑えていた
バイトテロが行われていたとき本人と撮影者以外の店員も働いており、動画にも映っていました。
その人は一連の行動を見ており、呆れて顔を抑えるような反応を見せています。
CoCo壱で起こったバイトテロの概要
CoCo壱で起こったバイトテロは上記のような流れでしたが、2022年の時点でさらに細かくわかっていることをまとめておきます。
CoCo壱の陰毛カレーが撮影された店舗はどこ?
CoCo壱の陰毛カレーが撮影された店舗は、福岡県の「八幡西区三ヶ森店」と予測されています。
このバイトテロが発覚したあと、ネットユーザーが店を特定した情報だといわれています。
CoCo壱のバイトテロを起こした本人の現在
CoCo壱の特定された情報は顔、名前、生年月日、高校、大学、部活です。
Yahoo!知恵袋などでは「彼女と別れた」「親が離婚した」との情報もありました。
こちらに関しては、信ぴょう性はそこまで高くありません。
本人が友人と写っている写真もあり、一生消えないデジタルタトゥーとして残っていくでしょう。
CoCo壱のバイトテロで請求された損害賠償金額とは
では、CoCo壱のバイトテロで請求された損害賠償の金額はいくらなのでしょうか。
過去の事例などを元に、金額に関する情報をまとめてみました。
CoCo壱のバイトテロで請求される損害賠償金額は非公表
実際に、CoCo壱のバイトテロで請求された損害賠償金額は非公開となっています。
公開されたのは、バイトテロを起こした本人に対する懲役処分と損害賠償請求を行ったことについてです。
もちろん、本人自体も損害賠償請求については公開していません。
同様の事例から判断すると「2,000万円」を超える可能性もある
過去のバイトテロ事例を鑑みると、2,000万円を超える金額が請求されることもあります。
理由としてはバイトテロを起こすことで、CoCo壱のブランド名に傷がついて信頼性が落ちるからです。
信頼が回復するまでは、全国のCoCo壱で来店数が減少するでしょう。
どの程度の損害が出てしまうかを過去の来店数や金額から予測し、その分の金額を本人に請求します。
実際は和解金(200〜500万円)で解決した
CoCo壱のバイトテロに関しては、示談という形で解決したようです。
和解金は200〜500万円であるといわれており、当時未成年であった本人の代わりに親へ返済義務が映ったと見られています。
また先述したように、両親が離婚されているといった情報もあるため、返済後に家族としての関係を精算した可能性もあります。
CoCo壱のバイトテロに対する世間の反応
今回のCoCo壱で起きたバイトテロに関する、世間の反応を集めてみました。
なかでも「バイトテロのなかで1番最悪」「もう行きたくない」といった、CoCo壱の売上に関するようなコメントが多く見受けられました。
世間の反応は、いつもどおり厳しい声が多くあります。
企業が取り入れたいバイトテロを未然に防ぐための方法
ここからは、バイトテロを未然に防ぐための方法について解説します。
特に企業ではすべてのアルバイトや社員を管理できないため、以下で紹介するような方法を導入しておきましょう。
- 雇用形態に関係なくSNS利用時の研修を行う
- バックヤードでの行動を制限する
- 採用時に個人情報を細かく聞いておく
- SNSアカウントを監視する
雇用形態に関係なくSNS利用時の研修を行う
まずは雇用形態に関係なく、SNS利用時の研修を行いましょう。
たとえば、以下のようなものを研修に取り入れると良いです。
- バイトテロを起こした企業の事例を紹介する
- 損害賠償の具体的な金額を提示する
- バイトテロを起こした本人の末路を教示する
特にアルバイトの場合、短期雇用であることから炎上を「他人事」として考えることが多くあります。
バイトテロを起こしたらこうなるといったことを、スタッフにしっかりと理解してもらいましょう。
バックヤードでの行動を制限する
つづいて、バックヤードでの行動を制限するという方法もおすすめです。
たとえば、以下のような制限を取り入れると良いかもしれません。
- スマートフォンの持ち込みを禁止する
- 防犯カメラを増やす
- 休憩所の人数を制限する
完全には難しいかもしれませんが、ルールを決めておくとバイトテロの発生確率を下げられるでしょう。
採用時に個人情報を細かく聞いておく
ほかには、採用時に個人情報を細かく聞いておくのも1つの手です。
たとえば、以下のような方法がおすすめです。
- 学校名をメモしておく
- SNSのIDを聞いておく
雇用形態に関係なく、なにかあれば連絡されてしまうといった環境をつくっておくとバイトテロ防止につながるでしょう。
SNSアカウントを監視する
さらに、個人のSNSアカウントを監視するのもおすすめです。
危険な文言を投稿している人などは、検知して面談するなどといった対策が良いでしょう。
- 個人のSNSを把握する
- SNSの書き込みや拡散を監視する
- 問題を検知したら面談してトラブルを回避する
有人で管理するのが難しい場合、ツールを導入して自動化するのがおすすめです。
おすすめのツールは、以下の記事で紹介しています。
バイトテロが起きてしまったあとの適切な対応とは
では万が一のことも考えて、バイトテロが起きてしまったあとの適切な対応についても学んでおきましょう。
基本的には、以下のような流れです。
- バイトテロを起こした本人を懲戒処分にする
- 損害賠償の金額を決定・請求する
- 世間への謝罪文を掲載する
- 社内で今後の対応を共有する
- 問題発生の原因と分析を行い社内で共有する
1つずつ、詳しく解説します。
1.バイトテロを起こした本人を懲戒処分にする
まずは、バイトテロを起こした本人を懲戒処分にします。
バイトテロを起こした本人に責任を取らせる、企業としてしっかりと対応したことを世間に知らせるといった意味でも大切です。
懲戒処分にしたうえで、世間へどのような対処をしたか公表しましょう。
2.損害賠償の金額を決定・請求する
つぎにバイトテロを起こした本人への損害賠償について、顧問弁護士と話し合いを行いましょう。金額を決定して、本人への請求も行います。
バイトテロによる損害と、これから予測されるであろう利益の減少から適正な価格を判断します。
過去の事例では、2,000万円を超えるような損害賠償を請求されたこともあるようです。
3.世間への謝罪文を掲載する
つづいて、世間への対応についても検討しましょう。
もちろんバイトテロを起こされてしまった企業側は被害者ですが、大きな会社であるほどブランドの信頼性は落ちてしまうでしょう。
特に飲食店などの場合、安全なサービス・商品であることをしっかりと説明する必要があります。
4.社内で今後の対応を共有する
外部への説明を行うと同時に重要なのが、社内への対応です。
実際にバイトテロを起こした企業として世間から見られてしまうため、勤めている方にも迷惑がかかることになるでしょう。
たとえば報道陣に囲まれたり、周囲から質問を受けたりした際の対応について共有しておくことをおすすめします。
5.問題発生の原因と分析を行い社内で共有する
バイトテロでの炎上が落ち着いたら、問題が発生してしまった原因と分析を行います。
原因の根源を潰して再犯防止に努めるためにも、分析と対策方法をかならず練りましょう。
まとめ
本記事では、CoCo壱のバイトテロを元に損害賠償などといった対応についてまとめてきました。
CoCo壱のバイトテロでは200〜500万円の示談金で解決したようですが、損害賠償金は数千万の単位になることも多いでしょう。
世間的な関心も高く、バイトテロを起こした事実や拡散された企業情報・本人の個人情報は一生デジタルタトゥーとして残ります。
企業側でもできる対策をかならず実行し、バイトテロに備えておきましょう。