【必見!】ブログの炎上対策とは? | 炎上の理由と起こった時の対応まで徹底解説

ブログの炎上対策をあなたは知っていますか?

この記事では「ブログの炎上対策の方法」について解説していきます。結論、ブログは何が理由で炎上するのか明確にはわからないため、対策をしっかり練っておくことが大切です。ブログ運営を検討する際、知っておきたい「代表的な炎上対策方法」を調査した結果をまとめたので、ぜひ見ていただければと思います。

その他にも「炎上する理由」の説明や、「炎上フロー」「炎上した場合の対応」について説明していきたいと思いますので、ぜひこの記事を読んでブログ運営に役立てていただければ幸いです。

また「サジェスト汚染」について知りたい方は、こちらで解説を行っていますのでぜひ確認してみてくださいね。

ブログが炎上する理由

ブログが炎上する理由

ブログが炎上する理由は、年代ごとに変わっているのが実状です。数年前と現在では炎上する理由が大きく違っています。
かつてはステルスマーケティングやバイトテロが主な原因でしたが、近年は社会問題なども密接に絡んでいます。

  • 批判型の炎上
  • 議論型の炎上

これら2つにわけて考えると良いでしょう。それぞれ詳しく解説します。

批判型の炎上

批判型の炎上は、ブログを書いている個人・企業に対して直接批判をするタイプの炎上です。ステルスマーケティングやバイトテロがその良い例となります。

批判型の炎上の場合、標的にされると多くの人がやってくるため短期間で一気に燃え上がる性質があります。多くの方がイメージする炎上も批判型なのではないでしょうか。企業の不適切な言動によっても引き起こるため、普段の言動に注意すれば防げる炎上です。

議論型の炎上

議論型の炎上は、近年主流になりつつある炎上です。主に以下の問題について起こります。

  • ジェンダー
  • パワハラなどのハラスメント
  • コロナ対策

どれも人々の関心が高い話題なのがわかります。SNSによって誰でも意見をネットに出せるようになってから現れ始めたタイプの炎上です。トレンドの話題に敏感になることで炎上を防げるでしょう。

ブログが炎上した事例

ブログが炎上した事例

個人・企業問わず様々なブログが炎上の経験を持ちます。近年はSNSが身近になったことより、誰でも情報を発信・拡散できることがそれを後押ししています。SNS経由で炎上することも増えているため、より一層の注意が必要です。

  • SNSで発生したバイトテロ事件
  • 異物混入や情報漏洩などの不祥事
  • 社員や退職者からの内部告発
  • 不適切な発言やプロモーション

SNSで発生したバイトテロ事件

SNSで発生したバイトテロ事件は、炎上の事例として最も有名なものでしょう。いわゆる従業員の悪ふざけ行為です。Twitterで多く発生したことから、バカッターなどとも呼ばれています。

これは従業員が勤務中や休憩中にした不適切な言動をネットにアップするこで起こる炎上です。会社全体の信頼を大きく落としてしまうため、炎上した際は迅速な対応が求められます。

世間で話題になっても、その事件を知らない若い世代が成長してまた同じ事件を起こすため、数年おきに発生しています。

異物混入や情報漏洩などの不祥事

自社が展開する商品に異物混入が発生したケースがあります。2014年末頃にカップ焼きそばに虫が混入していたと報告され、販売中止になった事例が最たるものです。
同様に個人情報などの社内情報が漏洩する不祥事もあります。どちらにも共通しているのは、社内意識の低下によるもの。

一方で、中には虚偽の報告をもってインターネット上に公開する人もいます。今後ますます注意しなければならない事例でしょう。

社員や退職者からの内部告発

ブログ炎上の事例:社員や退職者からの内部告発

社員や退職者からの内部告発によって炎上するケース。会社の体制に不満を持っていた社員によって引き起こる炎上です。近年注目を集めたのが、とある飲食店の不衛生問題でした。メディアにも取り上げられるほど炎上し、結果的に閉店となっています。

SNSを暴露するためのツールとして活用される炎上方法です。迅速な対応によって炎上を沈静化できるでしょう。

不適切な発言やプロモーション

不適切な発言やプロモーションによって炎上するケースもあります。特に以下が代表例です。

  • 宗教
  • 人種
  • ジェンダー

近年増えてきている炎上パターンで、個人のイデオロギーにもよるため対処が難しいとされています。赤十字の献血ポスターやご当地VTuberへの非難など、明確な理由なく炎上が起こります。

ブログが炎上するフロー

ブログが炎上するフロー

ブログが炎上するフローは、全てのケースで共通しています。今や国民の8割以上がスマートフォンで簡単にインターネットへアクセスできる時代です。しかしそのプロセスは全く変わっていません。

  1. ブログやSNSなどに炎上する種が投下される
  2. 何者かがTwitterに転載し拡散する
  3. 5chやまとめ掲示板で関連ページが立ち上がり話題になる
  4. 話題を聞きつけたメディアによって更に拡散される
  5. キュレーションサイトやポータルサイトなどのニュース欄に転載される

以上が基本的な流れです。早いものだと1日とかからずに炎上する場合があります。

ブログの炎上対策9選

ブログを炎上させないための対策は、実はそれほど多くありません。要点さえ気をつけていれば、炎上を防ぐことが可能です。一方で近年は個人が自由に発信できるため、何が気に障るかわかりにくくなっている点があります。思いも寄らないことで炎上する可能性がある点は覚えておきましょう。

  • 事実の確証が持てない情報を発信しない
  • 重要な情報を気軽に発信しない
  • 個人・他人のプライバシーを侵害しない
  • 社会問題・センシティブな問題には触れない
  • 差別的・侮辱的な情報を発信しない
  • コメント欄やトラックバックを廃止する
  • お問い合わせページを作る
  • 内容を何度も読み返す
  • 緊急時の体制作りをする

事実の確証が持てない情報を発信しない

事実の確証を持てない情報は発信しないようにしましょう。誤情報を発信したとして炎上する可能性があるからです。話題に便乗しようと思うと良くおこる現象です。
近年では以下の事例がありました。

  • 大雨・洪水被害に関するデマ情報
  • 新型コロナウイルスに関するデマ情報

命に関わる内容には特に注意が必要です。ファクトチェックをしっかり行い、正確な情報を発信するように心がけてください。

重要な情報を気軽に発信しない

重要な情報を気軽に発信しないようしましょう。特に企業の場合は要注意です。社内向けの広報であってもネットに拡散されてしまう時代となっています。人の口に戸は立てられません。

近年では全国展開するステーキチェーン店が、社内報を暴露されて炎上したケースがあります。情報を発信する際は、一旦一呼吸ついてから発信するかどうかを判断することが大切です。

個人・他人のプライバシーを侵害しない

ブログの炎上対策:個人・他人のプライバシーを侵害しない

個人・他人のプライバシーを侵害しないことも大切です。勝手に侵害することで炎上してしまうケースがあります。週刊誌はその最たるもので、芸能人を隠れて撮影した結果、裁判で何度も敗訴しています。

同様にブログへ掲載する写真にも注意が必要です。他人の顔や別会社のロゴが映っていると、肖像権の侵害になることも。プライバシーには配慮した上でブログで発信しましょう。

社会問題・センシティブな問題には触れない

社会問題やセンシティブな問題には触れないことも大切です。なぜなら炎上しやすいものであるため、そもそも触れないでおこうという考え方です。初対面の人に宗教・政治・野球の話をしてはいけないのと似ています。

こうした問題は、触れることで一時的な話題にはなるでしょう。しかし後には続きません。閲覧数が少なくとも検索エンジン上で上位表示されると、企業にとってマイナスイメージがつくことも考えられます。

なるべく触れないでいることが最適解です。

差別的・侮辱的な情報を発信しない

差別的・侮辱的な情報を発信しないことも大切です。自分たちの意見を主張するあまり、排他的な意見へとなっていく可能性があります。
特に広告で目立とうとする場合、つい過激的な表現をしてしまいがちなので注意しましょう。

ブログ記事を公開する場合、すぐに公開するのではなく第三者の目を通すのもオススメです。一旦誰かの目を通すことで、差別的・侮蔑的な情報がないかの精査ができます。

コメント欄やトラックバックを廃止する

ブログの炎上対策:コメント欄やトラックバックを廃止する

ブログの炎上対策として、コメント欄やトラックバックを廃止することも大切です。それぞれ以下のような役割があります。

  • コメント廃止:コメント欄に書かれる誹謗中傷を防ぐ
  • トラックバック廃止:拡散されにくくなる

コメント欄は貴重な意見をもらえる場所として設置しがちですが、誹謗中傷の場所としても機能します。どうしても設置したい場合は承認制にするなど工夫をすると良いでしょう。

お問い合わせページを作る

お問い合わせページを作ることも炎上対策として有効的となっています。。なぜなら、わざわざお問い合わせページまで進んで書く人は熱心に考えてくれている方だからです。通常、炎上させたい人はそこまでの労力を払いません

またコメント欄を廃止していても、お問い合わせページを設置していればブログの読者から意見をもらえるルートはあります。良い効果を生み出してくれるので、並行して考えることをオススメします。

内容を等も読み直す

ブログの記事を何度も読み直しましょう。批判される内容がなければそもそも炎上しないからです。何度も読み直すことによって、批判を感じやすい部分を修正できます。

特にブログを読む人は不特定多数です。様々な視点を持っているため、全ての視点を1人でカバーするのは不可能といえます。しかし何度も内容を読み直すことでブラッシュアップしていけます。

結果的に良い記事となり、炎上する内容を削れる可能性も多いためオススメです。

緊急時の体制作りをする

ブログの炎上対策:緊急時の体制作りをする

炎上した際の体制作りをすることも大切です。どれだけ炎上に気をつけていても、起こる時は炎上してしまいます。大切なのは、炎上した結果、どのように沈静化するかです。

そのためにも普段からどのような体制やフローで炎上を沈静化するかを決めておきましょう。企業の場合、Web担当者だけでなく企業全体として意識付けることが大切です。マニュアル対策も同時に行うことで効果は更に倍増します。

ブログの炎上対策で有効的なガイドラインの作成

ブログの炎上対策で有効的なガイドラインの作成

ブログの炎上対策として取り組みたいのが、ガイドラインの作成です。ガイドラインがあることで、炎上に対して迅速な対応が可能となります。特に以下の2つは設けておきましょう。

  • 風評・炎上対策マニュアル
  • ソーシャルメディアガイドライン

風評・炎上対策マニュアル

もし風評被害や炎上が起こった際に、どのような対応をするのかをまとめたマニュアルです。マニュアルがあることでスムーズな対応が可能となるでしょう。中でも以下の3つは重要です。

  • 対策本部の設置
  • 情報収集・対応方針の決定手順
  • 初期対応から事後処理までの流れ

例えるなら、避難訓練で使うマニュアル。予めどう対応するかを決めておくことで、もしもの時に慌てずに対応できます。炎上対策として準備しておきましょう。

ソーシャルメディアガイドライン

ソーシャルメディアのガイドラインも大切です。個人が好きに情報を発信できるようになったからこそ、一定の基準に従って発信することが求められます。

プライバシーはもちろん、社内情報など発信してはいけないものが多くあります。それらを明確に決め、ガイドライン化して徹底することが大切です。炎上を防ぐためにも実施しましょう。

ブログの炎上対策で取り組みたいオススメの対応法

ブログの炎上対策で取り組みたいオススメの対応法

ブログは最大限気をつけていたとしても、炎上する可能性は0ではありません。もしもの時に備えて対応法を考えておくことも大切です。特に以下の3つは覚えておきましょう。

  • 弁護士・マーケティング会社とパートナー関係になる
  • Web対策の研修を行う
  • 炎上によるサジェスト汚染を改善する

弁護士・マーケティング会社とパートナー関係になる

炎上を見据えて弁護士・マーケティング会社とパートナー関係になっておくことが大切です。炎上した際にしっかりとした対応をとってくれます。近年では炎上によって経営状況が悪化するケースも多発しているため、その必要性は高くなっています。

  • 炎上の原因となった対象への法的措置
  • 炎上の沈下

両側面からの対応が必要なので、専門家の力が必要です。2022年10月1日から誹謗中傷に関する法的措置が執りやすくなっています。より行動しやすくなったと言えるでしょう。

ネットの誹謗中傷に強い弁護士やマーケティング会社とパートナー関係になることは非常に有益です。

Web対策の研修を行う

Web対策の研修を行い、従業員に参加してもらうことも大切です。炎上を知ることでリスクを減らす取り組みとなっています。リスクを全く考えずに発言した結果、炎上となるケースも多々あります。実例をもって教えてもらうことで、マインドを持ってくれるでしょう。

研修が難しいのであれば外部のセミナーへの参加もオススメです。炎上とは何かを知って、リスクに対する心構えを育んでくださいね。

炎上によるサジェスト汚染を改善する

ブログの炎上対策:サジェスト汚染の改善

炎上によるサジェスト汚染を改善することも忘れてはいけません。炎上によってサジェストがマイナスなキーワードで汚染されてしまうからです。健全なサジェストにするためにも、しっかりとした対応が求められます。

サジェストは検索エンジンを使っていると必ず表示される機能です。多くの人の目に触れるため、与える影響は絶大。ネットに強い弁護士やマーケティング会社に依頼し、汚染を無くしましょう。

いわれのない炎上には毅然とした態度で対応することが大切です。

ブログの炎上対策は事前準備が大切

ブログの炎上対策は事前準備が大切

ブログの炎上対策は、何か1つ手を打っていれば完璧になるものではありません。時代と共に炎上の理由は変化するため、対策も毎年アップデートしていく必要があります。

ブログは簡単に情報を発信できるメディアです。だからこそ、事実の確証が持てない情報を発信しないなど発信者側のモラルが問われます。炎上の種になるものを排除しながら、コンテンツを発信することを求められます。

もし炎上した場合は、炎上対策で作成したマニュアルに従って迅速に行動しましょう。情報は早ければ早いほど効果を発揮します。これらを意識して、効果的な炎上対策をしてくださいね。