Google検索結果の消したい場合は?削除依頼する際の注意点からよくある質問について紹介
Google検索結果の消し方について知りたいと悩んでいませんか?
この記事では「Google検索結果の消し方」について紹介していきます。
結論、Google検索結果の消し方については、個人情報の削除依頼・法的な問題での削除依頼・著作権侵害での削除依頼によって削除方法は異なります。
他にも「Google検索結果の削除依頼をする際の注意点」や「Google検索結果の消し方でよくある質問」についても解説します。
ぜひこの記事を参考に、Google検索結果の消し方について理解を深めてみてください。
また「サジェスト汚染の被害事例」について知りたい方は、こちらで解説を行っていますので、ぜひ確認してみてください。
Google検索結果の消し方
Google検索結果の消し方について把握しておくことで、誹謗中傷や個人情報漏洩などを被害拡大を防ぐことにも繋がります。
Googleは、下記のようにコンテンツポリシーを策定しています。
項目 | 内容 |
---|---|
児童への指摘虐待の画像または児童搾取のコンテンツ | Google は、児童への性的虐待の画像、または児童を虐待する、危険にさらす、搾取すると考えられるコンテンツに誘導する検索結果をブロックします。 |
気密性の高い個人情報 | Google では、身元詐称や金融詐欺などの多大な危害につながる可能性がある特定の個人情報を削除する場合があります。これには、晒し行為のコンテンツ、不適切な個人の画像、本人の意に反する偽造ポルノが含まれます(ただしこれらに限定されません)。 |
スパム | Google はスパムに対して措置を講じます。スパムとは、不正行為や偽装行為を行って、ユーザーや検索システムを欺こうとしているコンテンツのことです。 |
ウェブマスターまたはサイト所有者からのリクエスト | リクエストに応じて、ウェブマスターまたはサイト所有者が Google のウェブ検索結果に表示されることを望まないコンテンツを削除します。 |
有効な法的要請 | Google では、法的な理由により検索結果からコンテンツや機能を削除します。たとえば、米国デジタル ミレニアム著作権法(DMCA)に基づく正当な通知を受け取った場合、該当するコンテンツを削除します。また、コンテンツに問題があるという通知があった場合は、地域の法律に則ってコンテンツを該当地域の Google から削除します。 |
上記のGoogle検索のコンテンツポリシーに明らかに当てはまっているのであれば、Googleが自ら削除を行っています。
具体的なGoogle検索結果の消し方については、以下のとおりです。
- 個人情報の削除依頼
- 法的な削除依頼
- 著作権侵害の削除依頼
それぞれの項目について紹介していきますので、Google検索結果を消したいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
個人情報の削除依頼
Google検索結果に表示されている個人の電話番号や名前、クレジットカードなどの個人情報に関わるコンテンツを削除する場合、以下の手順にて行います。
- 問い合わせフォームにアクセス
- 「Google検索に表示される情報を削除する」を選択する
- 「Googleの検索結果とウェブサイトに表示」を選択する
- 「はい、削除します」を選択する
- 削除したいコンテンツとその他の詳細に応じて選択する
- 「はい、コンテンツは現在も公開されています」を選択する
- 必須事項を入力して送信する
上記の手順で削除依頼を行うことで、個人情報に関わる内容を削除することができます。
また、サイトの管理者に連絡をしていない場合などについては、他にも作業が必要になるため、画面の表示にしたがって進めていくようにしましょう。
法的な削除依頼
Google検索結果に表示されている誹謗中傷や名誉毀損などの法的な問題があるコンテンツを削除する場合には、以下の手順にて行います。
- 問い合わせフォームにアクセス
- 「Google検索」を2回選択する
- 「その他の法的な問題」を選択する
- 状況に応じて適するものを選択する
- 「リクエストを作成」をクリックする
- 表示されたフォームに記入して送信する
基本的には、Google検索のフォームから削除依頼をすることができますが、Google PlayアプリやBloggerなどについても削除依頼をすることが可能です。
しかし、各フォームによって削除申請のやり方が多少異なるため、画面指示に従って操作を行いましょう。
著作権侵害の削除依頼
Google検索結果に著作権侵害のコンテンツを削除する場合には、専用フォームにて以下の項目を入力する必要があります。
- 連絡先情報
- 著作権対象物を特定する情報とその著作物の説明
- 当該著作物が許可を受けて掲載されている場所
- 権利を侵害している著作物の場所
- 宣警供述書
- 署名
また、法的な削除依頼でも著作権侵害の削除依頼をすることができるため、自分がやりやすい方法で削除申請を行うことをおすすめします。
Google検索結果の削除依頼をする際の注意点
Google検索結果の削除依頼をする際の注意点を把握しておくことで、さらなるトラブルを予防することにも繋がります。
具体的なGoogle検索結果の削除依頼をする際の注意点については、以下のとおりです。
- 申請者情報が掲載される場合がある
- 削除されるとは限らない
- 元の画像や記事を削除しないと完全削除はできない
それぞれの注意点について解説していきますので、これから削除依頼を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
申請者情報が掲載される場合がある
Google検索結果の削除依頼が完了すると、削除された検索結果ページに削除申請者の情報が掲載されてしまうケースがあるため、あらかじめ注意が必要です。
具体的には、削除された検索結果ページには以下のような表示されます。
「Google宛に送られた法的要請に応じ、このページから1件の検索結果を除外しました。ご希望の場合はChillingEffects.ongにて除外するに至ったクレームを確認できます。」
上記のページ内のリンクにアクセスすることで、Chilling Effectsというサイトで削除申請者の情報が掲載されてしまう場合があります。
申告者情報が掲載されることを防ぐためには、あらかじめ「実名部分は非表示したい」という内容をメールで送る必要があるため、事前に準備しておきましょう。
削除されるとは限らない
Google検索結果で削除依頼をしたい場合でも、必ず削除させるとは限らないため、あらかじめ注意が必要です。
基本的にGoogle検索結果で削除される内容は、以下のGoogle削除ポリシーに当てはまっていることが条件です。
・同意のない、露骨なまたはわいせつな個人的画像を Google から削除する
・不本意な偽のポルノ画像を Google から削除する
・不当な削除方針が示されているサイトにある私個人に関するコンテンツを Google から削除する
・一部の個人情報(PII)または晒し行為のコンテンツを Google 検索から削除する
・Google 検索の検索結果から未成年の画像を削除する
・自分の名前とは関係なく Google 検索の検索結果に表示されるポルノ画像を削除する
引用元:Google削除ポリシー
削除申請を行う際には、あらかじめGoogle削除ポリシーを確認しておくことで、スムーズに削除申請を行うことにも繋がります。
しかし、海外サイトの場合には、削除してくれない場合が多いため、弁護士や専門業者などを利用して、事前に対策を行っておくことをおすすめします。
元の画像や記事を削除しないと完全削除はできない
Google検索結果の削除依頼はあくまでも検索結果の表示させないための削除になり、元の画像や記事を削除しない限り完全削除はできないため注意が必要です。
また、検索結果表示の削除された場合でも、SNSの投稿がされていたり、リンク先が設定されていると、そのページは見ることできるままになっています。
サイト運営者に連絡をすることができるのであれば、削除依頼をすることで、余計な手間を掛けずに削除をすることが可能です。
このように、Googleに削除依頼をしても、根本的な解決にはならないため、インターネット上で完全に削除したい場合には、サイト運営者に削除依頼などを行うことが必要になります。
削除に応じない場合の対処法
Googleやサイト運営者が削除依頼に応じなかった場合には、削除依頼したいサイトが削除する対象になるのか把握することが必要です。
しかし、サイト内容が違反行為や規約違反に該当しているか調べるためには、自分自身で調べるためにはある程度の知識が必要になるため、実際には厳しいと言えるでしょう。
そのため、法律とインターネットの専門知識を持っている弁護士に依頼をすることで、スムーズに削除をすることに繋がります。
依頼内容や弁護士事務所によって多少異なりますが、削除依頼をした場合には、5〜10万円ほどかかってしまうため、あらかじめ注意が必要です。
投稿者を特定する方法
投稿者を特定は、以下のような権利利害行為に該当することで、投稿者を特定できる可能性が高くなります。
- 名誉毀損
- 侮辱
- プライバシー侵害
- 信用毀損
- 業務妨害
また、投稿者を特定するためには、開示請求の手続きを行う必要があり、ほとんどのケースで裁判が必要になります。
そのため、投稿者の特定を行うためには、弁護士に依頼することで、スムーズに行うことが可能です。
下記にて、特定にかかる期間と依頼費用の相場について解説していきます。
特定にかかる期間
投稿者を特定する際にかかる期間については、約5ヶ月かかるとされています。
IPアドレスのログは、投稿者の特定に必要な項目になるため、なるべく早く投稿者特定依頼をすることが重要です。
現在のプロバイダ責任制限法では、従来の手続きよりも簡易的に発信者情報開示請求を行うことができるため、負担が少なく手続きを行うことができるメリットが挙げられます。
依頼費用の相場
投稿者を特定するのにかかる弁護士費用については、約70万円とされています。
具体的な投稿者の特定にかかる弁護士費用の相場については、以下のとおりです。
項目 | 相場 |
---|---|
IPアドレス開示請求 | 30〜35万円 |
個人情報開示請求 | 65〜70万円 |
上記の金額は損害賠償として、投稿者として請求することが可能ですが、全額請求できるとは限らないため、あらかじめ注意が必要です。
Google検索結果の消し方でよくある質問
Google検索結果の消し方でよくある質問については、主に以下2つが挙げられます。
- Google検索結果の削除にかかる日数とは?
- ファームから削除依頼しても削除されない場合は?
下記にて、それぞれのよくある質問について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
Google検索結果の削除にかかる日数とは?
Google検索結果の削除にかかる期間は定められていません。
削除依頼内容によって大きく異なり、早いければ数日で削除されるものもあれば、1ヶ月以上かかった場合もあります。
このように、Google検索結果の削除依頼をする際には、ある程度余裕を持って行うことをおすすめします。
フォームから削除依頼しても削除されない場合は?
フォームから削除依頼しても削除されない場合については、弁護士もしくは専門業者に依頼することをおすすめします。
法律に基づいて削除依頼をすることができるため、削除できる確立が高くなるメリットが挙げられます。
万が一、削除が実施されない場合には、仮処分命令を出すこともできるため、詳しくは弁護士に相談してみましょう。
Google検索結果の消し方について理解しよう!
今回は、Google検索結果の消し方について知りたい方に向けて、Google検索結果の消し方やGoogle検索結果の削除依頼をする際の注意点について紹介しました。
Google検索結果の消し方については、以下3つの種類に分かれます。
- 個人情報の削除依頼
- 法的な削除依頼
- 著作権侵害の削除依頼
また、Google検索結果の削除依頼をする際の注意点について把握しておくことで、さらなるトラブルを予防することにも繋がります。
今回紹介したことを参考に、Google検索結果の消し方について理解を深めてみてください。